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高精度EQ MAAT『thEQblue』と『SantaCruzEQ』の違いは何?

■ごきげんポイント

  • やっぱりアーティファクトが少ない

■いまいちポイント

  • 高価格

以前はthEQシリーズのを書きましたが、今回は SantaCruzEQ と thEQblue の2つ、のアナログエミュレートEQについて書きたいと思います。

といっても、メーカーのマニュアル等が詳しいので、自分が余計なコメント入れるより、きっちり理解するのが吉でしょう。

両製品共通して、12種類(廉価版は6種類)のEQアーキテクチャを持っているのですが、その解説書で「EQアーキテクチャの理解」というメーカー作成のマニュアルは必読だと思います!

以上レビュー終わり!

です。ほんと、言うことない。

過去の伝説的アナログEQのEQアーキテクチャを1つの製品に収めた欲張りなEQだと思います。

デジタルのマスタリングEQだったら、DMG EQuilibrium、Massenburg DesignWorks MDWEQ6 あたりが対抗馬なのでしょうか。

どれを使っても間違いはないですが、アナログエミュを一番意識しているのは今回レビューしているMAATのEQかなと思います。

さて、SantaCruzEQ と thEQblueの違いが分かり憎いのでメーカーサイトを読んでいくと、SantaCruzEQ は thEQblue の廉価版で、低負荷と記されているのですが…

PluginDoctorを使ってみてみると、単純にEQポイントを作った場合、thEQblueの方が負荷が低くなりました。(CPU Saving modeも thEQblue の方が負荷が低い)

EQポイント 0か所
EQポイント 6か所
EQポイント フル(6か所と12か所)

thEQblueの方がMSが出来たりするので、設定によっては負荷が上回ることがあるのかもしれませんが…

その他の差異を上げておくと、

  • EQセクション数:
    • thEQblue: 12のEQセクション
    • SantaCruzEQ: 6つのEQセクション
  • パノラマモード:
    • thEQblue: ステレオ、左のみ、右のみ、モノラル、ディファレンスの5つのパノラマモードが利用可能
    • SantaCruzEQ: ステレオモードのみが利用可能
  • スペクトログラム:
    • thEQblue: リアルタイムのスペクトログラム表示機能を搭載
    • SantaCruzEQ: スペクトログラム表示機能は非搭載
  • FiDef®:
    • thEQblue: FiDef®(超低振幅の心理音響刺激)を搭載
    • SantaCruzEQ: FiDef®非搭載

結果、SantaCruzEQ のメリットは価格だけしか見当たらず?ww

メーカーさんごめんなさい、同社製品なのでご容赦を…

そうはいっても、thEQblue は4万と6万強なのに対し、SantaCruzEQ は3万と4万ちょっと。

購入のハードルは大分下がりますよね。(いや、高いかw)

MAATは20% OFFくらいのセールがあったように記憶しているので、タイミングを狙ってぜひ thEQblue を狙いましょうw

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