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■ごきげんポイント
- やりすぎない聞き具合
- 適度にポイントを抑えた効果
- シンプルなパラメータ
- 類似製品に比べて、良いコスパ
■いまいちポイント
- ノイズやリバーブが完全に除去できるわけではないので過大な期待は厳禁
著作権に絡まない、使えるボーカルトラック持ってないためいつもの動画はないですがご理解ください。
歌やスピーチなど声専用のマルチエフェクターで、下処理に当たる部分をまとめて処理できます。
『prime:vocal』はそれなりにお値段するので勧めにくいよなぁ…
と思っていたのですが、レビューしながら「完ぺきではないけどかなり十分な性能が、頑張れる価格で手に入る優秀な製品」だと考えを改めました。
『prime:vocal』のレビュー少ないんですよ。
多分、『prime:vocal』の機能をガッツリ欲しい方にはちょっとパワー不足なんだと思うんです。
でも、個人で趣味で録音してmixする方には、『prime:vocal』は十分な性能で、手が出る価格なのではないでしょうか。
類似の製品はいくつか思い当たりますが、自分としては RX と Voca をコンパクトに一つにした感じにとらえました。
このふたつを購入するとざっくり9万円くらいなのですが、『prime:vocal』は3万円程度です。
自分も依頼でいただいた案件だと RX 使うかなと思いますが、自分の歌なら操作も気分も手軽な『prime:vocal』を使うかもしれないと感じています。
具体的には以下の機能を有しています。
- Noise Reduction(ノイズ除去)
- Room Reduction(リバーブ除去)
- Vocal Clean-up(視察音・破裂音除去)
- Spectral Balance(音質補正)
- Dynamics(音量の均一化)
『prime:vocal』は分かりやすくシンプルなパラメータで、本当に変な味付けしなくていい感じなので、初心者の方に勧めやすいと思います。
以下、セクション毎に個別感想です。
・Noise Reduction
これでダメなら録りなおしたほうがいいかもしれません。
RXほど強力ではないですが、思ったよりきれいに取れます。
ですが、Maxの100でかけても原音が壊れてどうしようもなくなるほどにはかかりません。
この「やりすぎない」ところは初心者の方に勧めやすい点です。
クリアになった分、声が前に出たようにも感じます。
手軽に程よくノイズ除去してくれる、おいしい頃合いだと思います。
・Room Reduction
テストした音源がそこまでひどくなかったので、強力さは確認できませんでした。
リバーブ除去の強度でいくと UNVEIL > RX > prime:vocal かなと思います。
その分、上の順で音痩せ(音質変化)も起こります。
sonible はもともとポスプロの製品を出していますが、『prime:vocal』のノイズ除去とリバーブ除去を使ってみて、個人がYoutube向け録音を自宅でするといったことを強く意識しているのではないかと思いました。
・Vocal Clean-up
smart:deess のノウハウもあるので実績ある感じです。
こちらも sonible らしいやりすぎない、使いやすいde-esserだと思います。
自分はよく視察音パラノイアにかかるのですが、これなら削りすぎなくていいかなと思いましたww
・Spectral Balance
ここは個人的には使わなくていいかなという感想です。
カラーは変わりますが、単純に好きな感じにならなかったので、音源によって補助的に利用するかもという感じでした。
・Dynamics
オートレベラーとコンプのコンボといった印象です。
ご依頼でいただく音源で見ると、もっと上げ下げ大きくできると助かるなぁ。
という感想はありますが、ご自身で使うのなら、『prime:vocal』で調整可能な録音(歌唱)をするのがいいと思います。
破綻の少ない、原音重視の仕上がりだと思います。
以上から、コスパ良く音源の下処理(事前準備)ができると感じ、さすが sonible と感心した次第です。
最初に戻りますが、レビューが少ないの不思議だなぁww
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