Disclosure:
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Solid State Logic 『SSL Fusion Bundle』

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■ごきげんポイント

■いまいちポイント

  • ノーマルモードは負荷が高め
  • どう調整してもHF Compressorでダイナミクスのデータがとれなかった…

SSL Fusionプラグインバンドルは、Solid State LogicのアナログアウトボードプロセッサであるSSL Fusionのデジタルエミュレーションです。

SSL Fusionプラグインバンドルには以下5つのプラグインが含まれています。

  • Violet EQ: 2バンドのシェルビングEQで、音楽的で直感的な操作が可能。
  • HF Compressor: 高周波をターゲットにしたレッサーで、音の丸みを強調。
  • Stereo Image: ステレオイメージを調整し、空間の深みを追加。
  • Vintage Drive: ハーモニックサチュレーションを提供し、アナログのフィーリングを追加。
  • Transformer: アナログトランスフォーマーの特性を再現し、音に厚みを追加。

今回は製品毎ではなく、観点毎に見ていきたいと思います。

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周波数特性

下図はプラグインを起動した状態なので、当然パラメーターを触れば変わってきます。

ですが、初期の特性を引きずっていくので、製品の個性を見ることが出来るのではないでしょうか。

Violet EQでは微妙にですがハイが上がおり、それで明るくなったように感じるのかもしれません。

また、このハイ上がりのカーブのままシェルフで上下します。

Violet EQ

HF Compressorはチルトっぽい感じになっています。

こういうカーブになるコンプは初めて見ましたねぇ。

HF Compressor

Stereo Imageはパラメーターを変えてもフラットだったので飛ばします。

Vintage DriveはInputの量で大分変りますが、ローがブーストされています。

Vintage Drive

Transformerは初期でShineが100なので、高音がブーストされています。

Transformer
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歪み

Violet EQはほとんど歪みませんでした。

HF Compressorは少し奇数倍音優位で、高音に多く歪みが出ていますね。

HF Compressor

Vintage Driveはほぼ均一に倍音出ています。

これはこれであまり見たことない感じかもしれないですね。

Vintage Drive


Transformerは高音をシェルフで持ち上げ、低音を歪ませるんですねぇ。

そうするとこの感じで音に艶を出せるんでしょうか。

Transformer
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負荷

負荷については以下の通りです。

薄い青がノーマル、濃い青がエコモードになります。

ノーマルだと結構負荷が高いので、トラックに挿すならエコモードで運用がいいのではないでしょうか。

Violet EQ
HF Compressor
Stereo Image
Vintage Drive
Transformer
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まとめ

どれも上品な掛かり具合なので、音の感じを壊さず色付けができるように感じました。

個人的にはTransformerが一番おもしろいと思ってます。

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