購入はこちら
■ごきげんポイント
- 非常に歪みが少ない
- 細かい追い込みができる
■いまいちポイント
- それなりの負荷
- ハードを見た目まで移植したのでちょっと分かり憎い(だから外だし?)
Weiss DS1-MK3 とは
Softube Weiss DS1-MK3 は、145万円もする伝説的なマスタリングハードウェア Weiss DS1-MK3 を忠実に再現したプラグインだそうです。
開発元の Weiss 社と Softube 社が3年の歳月をかけて共同開発し、オリジナルのハードウェアのコードを一行ずつ移植することで、本物と遜色ないサウンドを実現しています。
DS1-MK3 は、コンプレッサー、リミッター、ディエッサーの機能を兼ね備えており、マスタリングだけでなくミキシングにも使用できる多機能なプラグインです。
DS1-MK3は高額ですが、それぞれの機能を外だしした「Weiss MM-1 Mastering Maximizer」「Weiss Deess」「Weiss Compressor/Limiter」もついています。
人気製品で、いろんな人がレビューしているのでそれを拝見するのも面白いですよ。
Weiss DS1-MK3 の特徴
DS1-MK3 は、サウンドの透明度が高いですが、つまりは音質の変化が少ないということなのかなと思います。
マスタリングエンジニアの Bob Katz 氏も、「これまで使用した中で最も透明感のあるダイナミクスプロセッサー」と評価しているそうです。
Plugin Doctorで歪みを見てみるとこんな感じになりました。
確かに高音の歪みがない!
同じ条件でDMG の Multiplicity はこんな感じ。
同様にFlux の Alchemist はこんな感じでした。
音質変化の少ないDS1-MK3は透明感と奥行きが求められるアコースティック、クラシック、ジャズなどにうってつけと言えるでしょう。
動画を作成時に他のプラグインと比較しましたが、透明感の観点では群を抜いていました。
もちろん、ポップス、ロック、エレクトロニックなど、あらゆるジャンルで使用できます。
負荷
それぞれの負荷を見てみるとDS1-MK3も結構な負荷じゃないですか?
コンプ、ディエッサー、リミッターのマルチとはいえ動作は単体なので、これは驚きです。
Flux Alchemist って…
測定異常でなければやばいな…
設定例
ボーカルの歯擦音抑制: ハイパスフィルターを使用し、周波数を7kHz付近に設定。レシオは穏やかに2:1程度に設定し、アタックは速めに、リリースは自然な聞こえ方に調整します。パラレル圧縮を併用することで、歯擦音を抑えつつ自然な息づかいを残すことができます。
ドラムのパンチ感向上: バンドパスフィルターを使用し、周波数を100Hz〜250Hz程度に設定。レシオは4:1程度に設定し、アタックは速めに、リリースはドラムの自然な減衰に合わせます。
まとめ
DS1-MK3 はUIもハードそのままに移植されており、限られた液晶画面で表示しています。
そのためインターフェースが分かり憎い感があります。慣れて使いこなすにはある程度の時間と労力を要するかもしれません。
しかし、その分、非常に細かい設定が可能であり、サウンドを自在にコントロールすることができます。
透明感、多機能性、使いやすさを兼ね備えた、まさに「マスタリングの定番」と呼ぶにふさわしいプラグインです。
注)DS1-MK3 は非常に高価です。購入前に、20日間の無料デモ版を試してみることをおすすめします。
購入はこちら↓↓↓