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■ごきげんポイント
- 綺麗なサンプリング音
- 美しいシンセとの融合
- 新しいサウンド
■いまいちポイント
- 特になし
製品概要と特長
Augmented YANGTZEは、Arturiaが開発した中国の伝統楽器とシンセシスを融合させた革新的なソフトウェア音源です。
伝統的な中国音楽のエッセンスと現代的なサウンドデザインのパワーを組み合わせることで、独特で表現力豊かな音色を実現しています。
Augmented YANGTZEは、二胡、琵琶、古琴、低音笛子、簫、揚琴という6種類の中国の伝統楽器を精緻にサンプリングしたライブラリを備えています。
これらの楽器は、それぞれが38種類のアーティキュレーションと、追加および加工された15種類ずつのマルチサンプル/アーティキュレーションを持ち、伝統的な演奏技法から実験的な音色まで幅広くカバーしています。
さらに、バーチャルアナログ、グラニュラー、ウェーブテーブル、ハーモニック、そしてSimplerという5種類のシンセエンジンを搭載。
これにより、アコースティック楽器のサンプルとシンセシスを組み合わせた、斬新な音響体験を提供します。
Augmented YANGTZEの最大の特徴は、Morphコントロールです。
この革新的な機能により、2つのレイヤー間で音色をシームレスに変化させることができ、最大8つのカスタムパラメーターに同時に影響を与えることができます。
伝統的な楽器音から現代的なシンセサウンドまで、モーフィングによって刻々と変化するサウンドスケープを作り出すことが可能です。
主なパラメーター
Augmentシリーズはメーカーサイトが画像入りで詳しいのでそちらもぜひご覧ください。
Augmented YANGTZEの主なパラメーターは以下の通りです。
メイン画面
Augmented YANGTZE のメイン画面には、Morph コントロールと7つのマクロノブがあります。
●Morph: レイヤーAとBの間の音色をモーフィングできます。最大8つのパラメーターを同時に変化させることができます34。
●マクロ: プリセットごとに設定可能な7つのマクロノブがあり、複数のパラメーターを同時に調整できます56。一般的なマクロノブは、Time、Color、Motion、FX A、FX B、Reverb、Delayです。
アドバンストパネル
アドバンストパネルには、レイヤー、モジュレーション、アルペジエイター、エフェクト、マクロ の5つのタブがあります8。
レイヤー
エンジン: 各レイヤーには2つのサウンドソースがあり、サンプルエンジンとシンセエンジンのどちらかを選択できます。
- サンプルエンジン: 民族楽器のサンプルを再生できます。サンプルの種類、チューニング、音量、パンなどを調整できます。
- 楽器: Bass Dizi、Erhu、Guqin、Pipa、Xiao、Yangqin から選択できます。
- サンプル: 各楽器に多数のバリエーションがあります11。
- チューニング: 粗調整(半音単位)、微調整(セント単位)、キーボードオフセット(音程単位)があります。
- シンセエンジン: シンセサイザーの音を生成できます。シンセの種類、波形、エンベロープ、フィルター、音量、パンなどを調整できます。
- 種類: Virtual Analog、Granular、Harmonic、Simpler、Wavetable から選択できます。
- 各シンセエンジン: それぞれにパラメータがあります。
- エンベロープ: 音量の変化をコントロールできます。アタック、ディケイ、サスティン、リリース、カーブなどを調整できます。
- フィルター: 音の周波数成分を調整できます。フィルターの種類、カットオフ、レゾナンス、エンベロープ量などを調整できます。
モジュレーション
- LFO: 低周波オシレーターで、周期的な動きを生成できます。波形、レート、同期、トリガーモードなどを調整できます。
- FUN: ユーザー定義の波形を持つオシレーターで、より複雑な動きを生成できます。波形、レート、同期、トリガーモード、スケールなどを調整できます。
- RND: ランダムな動きを生成できます。モード(Turing、SnH)、レート、同期、トリガーモード、振幅などを調整できます。
- KEYS: キーボードの情報を使ってモジュレーションできます。ベロシティ、アフタータッチ、モジュレーションホイールなどを調整できます。
- ルーティング: モジュレーションソースを様々なパラメータに割り当てることができます。モジュレーション量、カーブなどを調整できます。
アルペジエイター
- ステップ: 最大16ステップのアルペジオパターンを作成できます。ステップのオン/オフ、コード、ベロシティ、ゲートなどを設定できます。
- 再生: アルペジオの再生方法を設定できます。モード、ディビジョン、オクターブ、スウィング、ランダム化、ホールドなどを調整できます。
エフェクト
- レイヤーFX: レイヤーごとに2つのエフェクトスロットがあり、様々なエフェクトを適用できます3840。
- 種類: Multi Filter、Parametric EQ、Compressor、Distortion、Bitcrusher、Chorus、Chorus JUN-6、Flanger、Phaser、BL-20 Flanger、Reverb、Digital Delay、Analog Delay、Tape Delay から選択できます。
- 各エフェクト: それぞれにパラメータがあります。
- メインFX: 両方のレイヤーに共通のエフェクトです。ディレイとリバーブがあります。
- ディレイ: Digital Delay、Analog Delay、Tape Delay から選択できます。
- リバーブ: Digital Reverb、Convolution Reverb から選択できます。
マクロ
- マクロ: メイン画面のマクロノブに割り当てるパラメータを設定できます6063。
- ルーティング: どのパラメータにマクロを適用するかを選択できます64。
- 量: マクロノブを動かしたときの変化量を設定できます64。
- カーブ: マクロノブの動きに対する変化のカーブを設定できます64。
参考プリセット
以下は、具体的なAugmented YANGTZEの設定例です。
- 壮大で神秘的なアンビエント楽曲: 低音笛子と簫のサンプルをレイヤーし、Morphコントロールで徐々に音色を変化させることで、幻想的な雰囲気を演出できます。
参考プリセット:Otherworldly Breaths - ダイナミックな映画音楽: 二胡のサンプルにリバーブを深くかけ、Motionマクロでピッチの揺らぎを加えることで、感情豊かな旋律を表現できます。
参考プリセット:Siberian Deserts - グルーヴ感のあるエレクトロニックミュージック: 揚琴のサンプルにアナログシンセのサウンドを重ね、アルペジエーターとディレイを駆使することで、リズミカルで躍動感のあるトラックを作成できます。
参考プリセット:Six Dynasties
まとめ
Augmented YANGTZEは、中国の伝統楽器の美しい音色と、現代のシンセシス技術を融合する魅力ある音源と思います。
そして、機能的で使いやすいUIをまとめるのが上手なArturiaが、直感的な操作で使えるようにまとめているので、初心者にもおすすめできます。
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Augment はシリーズ音源で、今まで5つ出ています。
買って持ってるんですが、レビューは一つしかしていないです。ごめんなさい。