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無数の種類のフィルター効果を生み出すことができる 強力なマルチモード エンベローブフィルター Minimal Audio『Hybrid Filter』

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■ごきげんポイント

  • MORPH というBlackBox パラメータは個性がある
  • ローを無影響領域とできるのはいいと思う
  • 手軽に使えるエンベローブーである

■いまいちポイント

シンプルで高機能なエンベロープフィルターです。

u-he FilterscapeFabFilter FabFilter Volcano 3 に比べると半額以下くらいの価格なのに、
内蔵フィルターが多いので遊べると思います。

誤解を生むといけないので先に書きますが、
フィルタープラグインは同価格帯の製品多いです。

その中で『Hybrid Filter』が群を抜いて秀でている、
という製品ではないと思います。

負荷も Volcano 3 の方が1/3だし。

LFO やジェネレーターは搭載していないし。

ですが、後発の強みやメーカーの得意分野をうまく生かした、
非常に魅力的な製品だと感じました。

フィルターについて、ユーザーに無段階で選ばせるのではなく、
プリセットの中から選ばせるようにしています。

当然自由度でいえば制限されますが、メーカーが売りにしているように、
50種類と十分な種類が用意されていると思います。

50はちょっと多い感もありますが、設計者も譲れなかったのでしょう。

とにかく、選択肢を絞ったという設計は私はいいと思います。

また、これもメーカーの売りですが、ローを固定できます。

クロスオーバーで設定した周波数以下は、絶対領域となっていろいろの影響を受けません。

なるほどなぁ~、確かに良いなぁ~

って感じです。

あとは触って分からないところはないと思うのでざっくりにします。

  • SPREAD:左右のカットオフ周波数をずらしてステレオ感を広げます
  • MORPH:フィルターの種類によって効果の変わるBlackBoxパラメータです
  • CUTOFF:カットオフ周波数です。TUNEをonにすると、音階で設定できます(下図)
  • RESONANCE:レゾナンスの強さです
  • AMP MOD:フィルターの種類によって効果の変わる、倍音成分などを変化させるパラメータです

エンベローブ フォロワーの設定です。

カットオフとMORPHのパラメータに対して、どれぐらいの強さでかかるかという感じですよね。

共通の入力Gain だけの調節On/Off やクリッパーも搭載しています。

『Hybrid Filter』はフィルタープラグインのバリエーションという感じで、
最初に購入する製品ではないと思います。

しかし、入手すれば間違いなくフィルターのバリエーションを増やせると思います。

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