触った感じ「Tone が勉強になるなぁ~」
と嬉しくなりました。
Audio Design Recording(ADR) Compex F760X RS のプラグイン化です。
実機について調べた情報ですが以下引用します。
1960 年代、70 年代、80 年代を通じて、現在は Audio & Design Reading と呼ばれる英国のメーカー、Audio & Design (Recording) は、クラスをリードするオーディオ シグナル プロセッサとして驚異的な評判を博していました。今やクラシックとなった F760X RS ‘Compex’ は、60 年代後半に作られたものです。これは、ADR が「バリロス アンプ」と呼ぶ形式の単一 FET ゲイン リダクション デバイスを備えた、ディスクリート トランジスタ エレクトロニクスを採用した、精巧で信じられないほど多用途なコンプレッサー、リミッター、エキスパンダーでした。当時は FET ベースのコンプレッサーが一般的でしたが、F760X をユニークなものにしたのは、この FET が 3 つの別個のサイドチェーン (リミッター、コンプレッサー、エキスパンダー) からの制御信号を組み合わせて同時に駆動される方法でした。
SOUND ON SOUND
いまは Q2 Audio から復刻されているようです。
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■ごきげんポイント
- Tone がなるほどと勉強になる。
- エキスパンダーとコンプの組み合わせで音圧だしやすい
- うまい具合の調整でアナログっぽい厚みが出せる
■いまいちポイント
- あっという間にポンピングする。逆に勉強になるのはいいかも。
マニュアル見つからなかったんですよね…
一通りの機能はメーカー公式動画が説明してくれていました。
自動翻訳の字幕でひとまず内容理解できたので、
よければご確認ください。
ニーがすごくなだらかですね!
ソフトニーとは書いてあったけどここまでとは!!
レシオが2:1の時がこんな感じです。
20:1にするとこんな感じになります。
それでも角が出来ないんですね~
レシオ2:1でエキスパンダー入れるとこんな感じになります。
音がグッとでかくなった気がするのは、
実際にもとよりゲイン上がってるんですね。
相互に影響するみたいなので、
個別にノブの位置を記憶してもうまく使えなそうです。
Gate のほうは素直に見えます。
エキスパンダーとコンプを同時に使うとき、
主に Input と Release の値を気を付けないと、
ものすごくポンピングします。
設定悪いとコンプがポンピングするのはその通りなのですが、
つまみいじっていたらあっという間に不快にうねったため、
とても気になりました。
ちょっと驚いたので書いておきますね。
次は歪みですが、デフォルト値では偶数倍音優位です。
その前に、通すだけで結構歪みますね。
(補足:上部THDを0にしても歪みます)
THD を上げると、あるところまでは偶数倍音が増え、
そのあとはいろいろ動きますw
個人的には11時くらいの歪み方(デフォよりちょい下げ)が好みでした。
Limiter OFFでこんな感じになってました。
(オーバーサンプリング OFF)
Limiter を入れると主に低音部の歪みが増します。
多くの Limiter と同じくですね。
Limiter モードではきちんと 0db 超えなくなります。
Pre.Emp. ってどういう意味でしょう?
外部電機ノイズ とかそう意味ですか?
不勉強ですみません。この意味がどうしても分からなかったです。
このモードは歪みが増すみたいです。
ここから”Tone”ノブの効果ですが、
COMPREXX は周波数特性ではフラットです。
(「では」と言ったのは、通すだけで歪むため)
LF 側に振り切るとこのようになります。
300Hzあたりをグッと下げるんですね~
低音を持ち上げるとミドルに音がたまるので、
そこを抑えに行く感じなのかな、と思いました。
一方HF側に振り切るとこんな感じです。
500Hzあたりをおさえて、1kHzあたりを上げるんですね。
キンキンしないで明るくなったように感じるのは、
ただ上げるのではないからだと思います。
自分でEQかけるときも参考になると思います。
最後に負荷ですが、Limiterを使ってもこの程度なので激重ではないです。
自分としては”Tone”の設定具合が非常に参考になりました。
そこをおいしく使いながら、うまく歪みが乗せられれば、
面白い製品かなと思います。
マスターはちょっと使わないけど、
ドラムバスとか良いんじゃないかなぁ。
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