ニッチなポイントを突いてくる United Plugins、
人気の Fire シリーズにマキシマイザーが出ました。
ベンダー名は”FireSonic”なので、
ベンダー名でソートするときはお気を付けください。
Fire シリーズは実は初めてだったのですが、
想像以上にこだわりを感じる、
面白いプラグインだと感じました。
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■ごきげんポイント
- XYパッドによる簡単操作
- ありそうでなかった音作り
■いまいちポイント
- マストバイ、ファーストコール というポジションではない
リミッター、クリッパーなどをブレンドするという、
濃ゆい思考の製品なので、
初めてマキシマイザーを購入する方にはすすめないかなぁ~
と感じました。
逆に「どうも手持ちのマキシマイザーが曲に合わない」
「いつもと違うテイストにしたい」
というときに取り出すにはいいと思います。
肝はこの XY パッドでしょう。
このパッドで、クリッピング、サチュレーション、
リミッティング、マルチバンド リミッティングの
ブレンド具合を調整します。
- メタル、ドラムンベース、ヒップホップなどの攻撃的なジャンルでは、クリッピングが非常に有効です。
- SaturationはClippingと似ていますが、アナログ的な暖かみを生み出します。アグレッシブなジャンルでは、好みに応じてその中間に設定するのが一般的です。
- Limiting は、クラシックなブリックウォールリミッターで、あまり攻撃的でないジャンルで、スペクトルを変化させたくない場合に便利です。
- マルチバンドリミッターは、ブリックウォールリミッターのマルチバンド版で、スペクトルの別々の部分でリミッターを実行し、潜在的にもっとラウドネスを絞り出し、主に自然に平坦化するので、ロック、ポップ、さらに攻撃的なジャンルなど様々なジャンルで有用です。
サチュレーターとクリッパーとリミッターを複数使い、
歪みをコントロールして云々…
という複雑な工程をなんとなくいい感じにしてくれます。
なんとなくなので、細かい追い込みはできないですが、
いい感じになればいいから、十分だと思います。
一つだけパラメータの補足をすると、
CLEAN は、クリッパーとサチュレーターに影響を与えず、
リミッターの歪みを下げることができます。
(ラウドネスも下がります)
以上の感じなので、色付けのあるエフェクターと認識して、
ガツッとかますと気持ちいいかもしれません。
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