AI技術を応用したなんとかかんとか…
理解ができずごめんなさい。
とにかくハイテク技術を用い、
すっごい効果を発揮するプラグインをリリースしている
Zynaptiqの リバーブ除去プラグインです。
個人的には現時点最強のデリバーブと思ってます。
今回はマニュアルが分かり憎いので、
自分の言葉で意訳したいと思います。
購入はこちら
■ごきげんポイント
- iZotope RX で除去できない残響も別アプローチで除去できる
- かなりひどい残響にも対応できる
- 部屋鳴り除去の最終手段
■いまいちポイント
- マニュアル読まないと(いや、読んでも)パラメーターが分かり憎いと思う
- 高価…
パラメーターの効果が正直分かり憎いと思うので、
マニュアル読んで、自分で検証した結果を
なるべくわかりやすい日本語で書きたいと思いますw
共通操作は「Ctrl + クリック」または右クリックでデフォルト値にリセット、
ダブルクリックで数値入力です。
それと一つお断り、記述を簡単にするため細かいこと省いてます。
「残響」と書いてますが、除去できるのは
「残響」だけではないとマニュアルに書いてあります。
そういう部分はゆるく受け止めてください。
FOCUS
UNVEILの効果を決めるメインパラメーターです。
中央の”0”でフラット(エフェクトなし)、
右へ回すと残響除去、左に回すと残響付加となってます。
設定するときは左(右)に振り切って、
他のパラメータの効果を分かりやすくしてから調整し、
”0”に戻してくのがいいとマニュアルにありました。
FOCUS BIAS
バンド別にかかりを調節する、
バンド別FOCUSと言ったところでしょうか。
中央でフラット、上に行くと除去で、
下に行くと付加です。
FOCUSが”0”でもFOCUS BIASだけで
効果を発揮します。
つまり、FOCUSの値に相対的にプラスマイナスします。
効きの強さはFOCUSの方が上に感じます。
TRANSENT THRESH
トランジェントをスルー(バイパス)する機能…
とマニュアルにありますが、完全にスルーはされてない気がします。
0.00 にすると、全てをトランジェントとする旨が記述されてますが、
それって全バイパスではないのか?
でもバイパス音とは明らかに音が違って聞こえるんですよ。
1.00 はトランジェント判定なしで、
全てにエフェクトを適用することになります。
その他パラメータ
- LOCALIZE:分析粒度の細かさという感じみたいです。右に回せば残響の除去精度は上がるが、音質変化も大きくなります。中央付近が推奨値だそうです(デフォは9時ですが)
- REFRACT:右へ回すほどかかりが遅くなります。0スタートが推奨
- ADAPTATION:エフェクトの持続時間かな。リリースタイムのような感じです。0スタートで1音の長さ程度に設定を推奨
- PRESENCE:ディザみたいな解説がマニュアルに書いてますが、耳で聞く限り高音が強調されます。0スタートが推奨
大体こんな感じです。
その他、
ディスプレイ
グラフ表示にかかる設定です。
- PK LINK:Original と Output のPeakをそろえます
- NORM:Original と Output の表示をノーマライズします
- DIAGRAM:ADAPTATION の範囲を表示します
アウトプット
説明なくていいですかね。
UNVEIL は高いですよね…
ここまで投資が必要か?
正直そう思いますが、
スマホ録音や始めたばかりの歌い手さんの音源を扱うなら、
あったほうがいいと思います。
レコスタで録音している方ばかりならなくていいかと。
前者をメインターゲットにすることの多い
駆け出しMix師だとUNVEILの購入きついかもですが…
と、なかなか悩ましい部分はあるのですが、
その効果は絶大と思うので、
春セールかブラックフライデーなどで狙うといいと思います。