今回『空』さんの”エンヴィーベイビー”歌ってみた、
Mixさせていただきました。
自分の作業メモかねて、裏話です。
かっこいい歌声ですね~
でも、セリフなどの声を聴くからに、
普段かわいい声の方なんじゃないかな。
というのが第一印象でした。
今回最大の悩みポイント。
それは、「声質が違う部分での音量差が大きい」こと。
- サビの張っている部分
- セリフなどのかわいい部分
- 低めに歌う全体
上記大きいほうからなのですが、
音量がだいぶん違いました。
歌い手さんにとっては自然な結果だと思います。
出しにくい音域は小さく、聞こえにくくなり、
得意な音域は通る声になる。
地道にオートメーション書くのと、
コンプで今回の感じにまとめてみました。
全体は王道、 iZotope さんを軸にしつつ味付け程度。
あと頑張った(楽しんだ?)のは歪み系。
冒頭のメガホンは McDSPの『FutzBox Native』。
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選んだ再生機からの音に変えてくれる、
四次元ポケットみたいなエフェクターです。
ラジオ、電話、メガホン、おもちゃ電話など大抵ありますw
これ系のプラグイン、
いつか買おうと思っていたのでいい機会でした。
丁度セールだったしw
その他の部分の歪みは、
D16 Group の『Decimort 2』です。
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王道ビットクラッシャーになります。
持ってて助かったし、
キュートな声はかかりがよくはまりました。
荒く歪ませてるのに、上品な感じとはこれ如何にw
一点悩んだのは、キュートな声をつぶすか、
そのまま生かすか。
空さんから、ワイルドな方向のオーダーだったので、
歪ませた方で提出しOKいただきました。
この感じ、気に入りましたとお返事いただき一安心しましたね。
ドライでキュートに仕上げられるよう、
控えは置いておいたのですが出番なかったです。
今回の仕上がりで忘れちゃいけないもの。
テープシミュレーターとして使ったこれがいい仕事した。
Aberrant DSP という会社の『SketchCassette II』
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Wavesは別にして、テープシミュレーターって高いですよね。
持ってないですが、『Softube tape』は$99します。
そんな中、3,000円台ですよ!!
笑っちゃいますw
手持ちのNomad Factory『MAGNETIC II(13,400円)』
に勝利して採用でしたw
いやらしく価格書いてますが、
騙されたと思って試してほしいです。
右側の、DTMerにはおなじみな感じのパラメータはいいとして、
テープのタイプ決めるのが渋い。
カセット知らない世代には「なんのこと?」って設定ですww
知ってると「あ、コレコレ」ってなりますよ。
New → Old を変更すると、
時間がすぎていく感じでおとが変化していくのもいいですね。
レトロ感のある効果音用に購入したのですが、
思わぬ所で活躍しました。
しばらく一軍になりそうです。
先生にも「うまくまとめたね」と、
バランスや質感ほめていただき、
とてもうれしかったです。
そしてなにより、歌い手さんに
「またお願いしたいです」
と言っていただけたのが嬉しかったですね!!
これからも頑張ります^^
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