近頃プロのミュージシャンにお話伺い、
音楽環境の大切さを痛感しています。
楽曲作成の品質に「聞こえかたの調整」も含まれるんですね。
本来、この調整のためには複数の機材が必要で、
複数の種類のファイルを作る手間がかかります。
結構大変。
『dSONIQ Realphones』はその機材や手間を補完してくれる、
ヘッドホン・キャリブレーション・ツール
(ヘッドホンでも正確なミックスを可能にする便利なツール)です。
試してみるまで半信半疑でしたが、
使ったら「これいいな」と思いました。
では、『dSONIQ Realphones』の便利だなと思った機能を
ピックアップしていきます。
購入はこちら
『dSONIQ Realphones』
こちらの方も参考になったので、
合わせて見るとよりわかるかもしれません。
1つは持っておきなさい。”モニタリングツール”
正しい名称知らないですみません。
作曲の先生から、
「聞こえ方の調整をするために1つは持っておきなさい」
と言われていたのが、モニタリングのツール。
おすすめされたのは「KlanghelmのVUMT deluxe」でした。
『dSONIQ Realphones』には
その中の多くの機能が含まれているので嬉しいですね。
欲しかった機能がこれ。
ステレオの左右のみや、
Midのみ、Sideのみ、の再生ができます。
また、先生のブログにあるのですが、
左右を反転させて聞く機能があります。
いわれなければ知りませんでしたが、
試してみると人体の不思議を感じます。
使っているヘッドホンの癖を消してくれる
完全というわけにはいきませんが…
ヘッドホンの癖を一回フラットにして、
リスニング環境をシミュレーションします。
Lite版は一般的なヘッドホンという設定ですが、
Professional からは実機の特性データが利用できます。
対応しているヘッドホンはこちらで確認できます。
複数環境のエミュレート機能
ユーザーズマニュアルの”スナップショット”
の項にあるのですが、いろんなリスニング環境のプリセットです。
いちいちファイルに書き出さなくても、
ストリーミング、Hi-fiなどの聞こえ方を
エミュレートしてくれます。
使ってみて「便利~」となりましたよ。
ボタンで切り替えながらMix直していけるのはいいですね。
スタンドアロンでも使える
DAW立ち上げてなくても、
スタンドアロンで使えます。
また、OSサウンドも聞けるので、
iTunesなどもキャリブレーションし、
Mid/Side分けて聞くことができます。
参考音源(リファレンス)と比較して聞きたいときとか、
超便利です。
比較的安価
Abbey Road Studio 3やSonarworks Referenceより安価です。
設定いじると意味がなくなるかも
ここだけ注意かなと思いました。
モニタリングツールであって、
マスタリングツールではないので、
いくらこれで聞きやすくしてもダメですw
ので、積極的にパラメータいじるツールではないと思います。
リスニングで使うなら、
EQをお気に入りに設定するように、
ユーザープリセット作るのはいいかもですね。
Hi-fiは音が抜けて心地よかったです。
むすびに
場所とらない、そこまで高くない、あると便利。
というツールでした。
入れてみてよかったですよ。
ほんと。
製品は3つのグレードがありますが、
使える「プロファイル」の数の違いです。
個人利用なら、3つのヘッドホンのプロファイルを使える
Professional Pack(またはLite)で十分だと思います。