自宅で楽器を楽しむことも多くなったのではないでしょうか。
そして、今はその演奏を録音したり、
ネットで配信することが簡単にできます。
また、ネットでリアルタイムにセッションもできるんです。
その時、生楽器だと必要となる道具の一つにマイクがあります。
では、どんなマイクがいいのか？
今回はマンドリンという楽器を使って検証してみました。
結論:iPhoneでいいかも
このあと実際に録音した結果も載せるので、
聞き比べて、自分の好みのものに決めていただけばいいと思います。
あくまでこれは私の感想で、
「これくらいの差なら、iPhoneでいいかな」
と思ったという感想です。
では、具体的に比較していきたいと思います。
録音機材
今回は4つのマイクで録音しました。
本当はすべてのマイクをセッティングして、
一回の演奏で聞き比べるのが公平なのですが、
録音機材の都合都度演奏しています。
マイク以外の部分ですと、
録音にはiPad Pro 9.7incとオーディオインターフェイス、
Cubasisを用いました。
（iPhone録音をのぞく）
使用マイクは以下です。
- iPhene内蔵マイク
- コンタクトマイク（KORG製）
- ダイナミックマイク（Audix OM6）
- コンデンサーマイク（AKG C4000）
マイクってどんなのあるの？
という疑問は、島村楽器さんのサイトを参考にしていただくのが良いかなと思います。
以下の録音で演奏したのは「紅葉」のイントロ、
マンドリン演奏です。
演奏結果は音量調整した以外は無加工です。
録音結果比較
iPhone 11 pro
iPhoneを机の上に転がして録音しただけです。
十分な音質だと思います。
ちなみにこのような製品も存在します。
より高音質で録音したいという方は購入を考えてもいいとは思います。
私もiPhone 5s のころは所有していましたが、
最近、iPhone内蔵マイクの性能が上がったのか、
そのままでも満足できるので購入していません。
USB C に規格統一されたら買うかも？
「ステレオで録音したい!!」
という方は購入必須です。
Android端末は所有していないので、
今回比較していません。ご了承ください。
コンタクトマイク（KORG）
小型のクリップ式チューナーが登場する前に使われていた、
チューナー用のクリップ式のマイクです。
呼び方としては「コンタクトマイク」といいます。
かなり音がこもってしまいました。
こんなもの使うか？
と思われるかもしれません。
でも、複数人でチューニングしていても邪魔されないのと同じように、
周囲の音（環境音など）を拾わないというメリットがあります。
多少は録音後に補正できるので、
そういう音だと割り切って使うならありだと思います。
ダイナミックマイク（Audix OM6）
カラオケなどにあるマイクですね。
これはちょっといいやつですw
普通に、演奏しているときに聞いた音と、
このマイクで録音した音に違和感を感じません。
逆にここで驚くのは、iPhoneの音の良さ!!
え、この金額のマイクとほぼそん色ない!?
楽器の音を取るなら、SHURE SM57 がもっとも有名です。
コンデンサーマイク
一番クリアで、そのものな音ですね。
どうせお金出すならと、払える人はいいと思います。
（私も独身時代に購入しました）
ちょっと環境音まで拾い気味ではありますね。
これでも、単一指向性モードなのですが。
あと、コンデンサーマイクを使う場合には、
ファンタム電源が必要になります。
（ファンタム電源の話は、先の島村楽器さんのサイトをご覧ください）
私の持っている製品は終了品です。
同社のこちらが今ならお勧めできるかな。
おまけ クリップ型マイク
こちらもコンデンサーマイクになりますが、
クリップ型といって、楽器にくっつけるタイプです。
残念ながらマンドリンはつけるところがなくて、
今回録音はしていませんがw
カッコいいですよね。
ただし、ファンタム電源必要です。
写真の製品はマイクからプラグの距離が意外と短く、
電源のそばで弾かなくてはならないので、
ちょっと不便だと思います。
（ワイヤレスのトランスミッターまでがいいとこかな）
むすびに
音質と手軽さを考えると…
iPhoneでいいかな。
という気がしました。
今回の機材引っ張り出すこと、
当分はなさそうです^^;