ギター・ベースを弾いてMIDIデータにできたらいいな、
という思いはずいぶん昔からあったと思います。
今までもRoland社の
『GK ディバイデッドピックアップ』
を搭載する方法などがありました。
今回紹介する『MIDI GUITAR 2』というアプリは、
オーディオインターフェース(AIF)から入力した音声を、
即座にMIDIデータにできるという
画期的なアプリです。
今回は、そんなアプリの『MIDI GUITAR 2(iOS版)』を使って、
RolandのGK ディバイデッドピックアップと、
どれほどの差があるか比較してみたいと思います。
はじめに『MIDI GUITAR 2』とは
オーディオ入力した音声を
MIDIデータに変換してくれるアプリです。
今回はiOS版を使用しましたが、
PC版、Mac版、Androidもあります。
『MIDI GUITAR 2』の使い方が詳しく紹介されている
村長さんの動画がありますので、ぜひ見てみてください。
MIDI GUITAR 2 オーディオ→MIDI変換比較
では、実際にMIDI変換を動画で比較したいと思います。
使用機材
ベース : Roland GK-3B 搭載カスタムベース
AIF : Alesis iO DOCK
MIDIコンバータ : Roland GR-20、MIDI GUITAR 2(ここまでやるには要課金)
レコーダー : Cubasis 3
ルーティン
公平を期すために、
1度の演奏で同時に3系統録音しています。
無変換(AIF音)
基準の音としての録音です。
ベース→ iO DOCK(オーディオ入力) → Cubasis 3 です。
GR-20でMIDI変換
今までのMIDI変換ルートです。
ベース(要GK ディバイデッドピックアップ)
→ GR-20 (MIDI変換)→ iO DOCK (MIDI in)
→ Cubasis 3 です。
大分古いギターシンセですが、
GK-3Bディバイデッドピックアップからの信号を
こいつでMIDI変換します。
現行商品でGKからの信号をMIDI変換できる製品は以下ですね。
MIDI GUITAR 2 でMIDI変換
今回の検証対象です。
ベース→ iO DOCK
→ MIDI GUITAR 2 → Cubasis 3 です。
録音結果
では、結果です。
MIDIの音色は両者 Cubasis 3 デフォルトのピアノです。
上の演奏のMIDIデータはこちらになります。
むすびに
精度はMIDI GUITARの圧勝ですかね。
ただ、
- 低い音を認識しない
- ライブ演奏には機材的に向かないかも
- 具体的にはライブで使うならフットペダル式AIFが必要?
- シンセ音を変更するのに、別途プログラムできるMIDIフットペダルがいる?
といった問題や疑問がわきました。
最終的な感想は、どちらにせよ
「ライブで使うには不安定で怖い」
という感じです。