エフェクターを試したいけど何から始めていいか分からない!!
って、思いますよね。
私もそうでした。
そもそもエフェクターって種類が多いですし。
エフェクト毎のおすすめはひとまず置いといて、今回は
「これ一台あればまずは(結局ずっとかも)大丈夫!!」
という、マルチエフェクターを紹介します。
エフェクターってこんなのありますよ~
というお話はこちら↓を見てみてくださいね。
マルチエフェクターをおすすめするわけ
個々のエフェクターを紹介する以前に、
なぜ「マルチエフェクター」をおすすめするのか、
その理由を先にお話ししておきます。
いろいろ試せる
最強の理由は色々な種類のエフェクターの効果を、
まずは体験できるのが、マルチエフェクターの魅力です。
こちらで紹介していますが、
エフェクターって乱暴に分けて6種類あります。
さらに、枝分かれしたり、
同じまとまりでも雰囲気違ったり。
(ポテチでも”カルビー”か”湖池屋”かで違う感じ)
そういうのをざっくり体感できるのは素晴らしいです。
コスパがいい!
上に絡んできますが、コスパがいい!ということ。
ストンプ型のエフェクターは単品で2万円程度するところ、
マルチエフェクターは全部盛で1万~3万円程度で購入できます。
2万円 × 6個 の計算でも12万円かかりますからね。
超お得。
単品のエフェクターだと、
エフェクターをつなぐ『パッチケーブル』や
電池orパワーサプライと、
エフェクター本体以外にもかかる経費は馬鹿になりません。
セッティングが容易
複数台のエフェクターをつなぐとなると、
エフェクター間をパッチシールドでつなぎます。
コストのところで出てきたやつです。
曲によって設定を変えるとなると、
そのつなぐ順番を変えたりするのですが、
配線が変われば複雑になります。
いっぺんに複数のエフェクターをコントロールしようとすると、
ラインセレクターやスイッチャーを使って、
エフェクトボードを組むことになるでしょう。
考えるのが楽しくなればいいですが、
最初のうちはどうしていいかわかりません。
プロのスタジオミュージシャンも、
この手間を嫌い、マルチエフェクターを利用している方も少なくないです。
つまり、便利なんです!
あと、コストがかからないねw
プリセットで新しい音に出合える
マルチエフェクターには「プリセット」といって、
メーカー側が事前に作った設定が入っているものが多いです。
まだエフェクターに慣れないうちは、
これをそのまま使うのも手だと思います。
それに、どんな設定にしたらいいのか、とても参考になるんですね。
が、まぁこれは後々いじって変えることになるでしょう。
しかし、プリセットは参考になるだけでなく、
「こんな設定あったのかぁ!!」
という出会いをすることがあります。
これは大きな財産になると思いますよ。
マルチエフェクターのデメリット
絶賛したマルチエフェクターですが、
デメリットがないわけではありません。
- 好きな単品エフェクターの音があるとは限らない
- プリセットが作りこみ過ぎていて、バンドでどう使っていいかわからない
- 単品エフェクタを並べる方が、視覚的にわかりやすい
というところは、どうしようもないですが、
単品エフェクタに軍配上がります。
エフェクター選びのポイント
マルチエフェクターに限らず、
エフェクターを選ぶときの目安となる部分は、
以下のように考えています。
価格
いくらでもいいから、高品質の!
と言ったらいろいろあると思うのですが、
(値段にかかわらず「これっ!」てものも多いですが)
何か買うときの大前提になるのが価格だと思います。
予算をオーバーしたら、そもそも購入できませんからね。
ということで、そのエフェクターをお勧めする目安の一つに
価格を入れています。
重さ/大きさ
以前はそこそこ大きなエフェクターボードを持ち歩いたりもしていました。
また、マルチエフェクターも大きく、
結局ライブやスタジオにもっていかなくなった。
という製品も持っています。
いくらいいエフェクターを持っていても、
ライブなどで使えなければ宝の持ち腐れです。
ですので最近は「持ち運びのしやすさ」も
私のおすすめ度に影響しています。
操作しやすさ
私はマルチエフェクターは「ライブで使う」ことを前提としています。
つまりは、宅録やDTMならば、
DAW上でエフェクト掛ければいいじゃないか。
という派です。
なので、ライブ会場で
「事前の設定から会場に合わせた設定に素早く調整できる」
ことを評価することにしています。
音質
これが一番大事なんじゃないの?
と思ったかもしれません。
確かに、あまりにひどい音質だと使い物にならないのですが、
一定水準を超えた場合、上記3点の方が優先されます。
再度言いますが、持っていかないエフェクターは、
持っていないのと同じことです。
おすすめマルチエフェクター
最後におすすめなマルチエフェクターをご紹介します。
「どのサイト見ても代わり映えしない」と思われるかもしれません。
すみません。
それくらい、よくできた子たちで、
新製品はそれほどでないのです(苦笑)
Positive Grid BIAS Fx 2 mobile
いきなりiOSアプリですみません。
これが優秀でコスパいいんですよ。
アプリりとしては高い部類ですが、
アプリ本体とベース用パック買って3,000円くらいじゃないかな。
難点はiPhone/iPadと楽器をつなぐのに、
オーディオインターフェースが必要なこと。
それでも、こういうやつなら5,000円しないで購入できるはずです。
これで1万円程度かな。
結構ほしいw
こんなのもありますが、
そこそこ値段がするしでかいので、
普通にマルチ買いますかね。
ZOOM MS-60B
現状 “King of マルチエフェクター” だと思います。
2013年発売、でも2020年になってもこれを超えるマルチエフェクターに行きつきません。
エフェクター全部盛りで1万円!!
大きさもストンプ型と全く同じ!!
(ストンプ型としても小型な方)
決定的な弱点は、フットペダルが1つだけなので、
ライブで踏み間違えるとパニくること。
あと、細かいですが、設定変えるのに、
画面を呼び出す操作が必要なことですかね。
事前設定したものの微調整はできますが。
私的には理想形ですね。
Zoom製品ページはこちら。
BOSS GT-1B
エフェクター界の秀才君、BOSSの最新エフェクターです。
と言っても、2017年の製品ですがw
ほんと、BOSSは秀才で、ダメだしするところないですよ。
これ一台あれば、用は済むと思います。
ただ、ZOOMと比べると少し大きいし、値段も高いので、
おすすめ1位にはしていません。
運ぶ手間と、予算が許すなら、こちらもとてもいいと思います。
エクスプレッションペダルと呼ばれる、
ボリュームペダルなんかにつかえるペダルもついてますし。
作りもいいですよ。
それにしても、以前に比べ軽くてコンパクトになりました。
BOSS製品ページはこちら。
むすびに
新製品、ないなぁ~
とか思います。
他のメーカーの、紹介しないんですかぁ~
と聞かれそうですが、紹介しません。
私としては、おすすめしたいと思う製品がないんで。
多分に私の好みは入っています。
予算があって運べるなら、優秀なBOSSのいいやつ。
でも、それじゃ使わないから、
とても小さく、優秀なZOOMが最適。
という結論です。
音質よくって万能機なら、RolandのV-Bassという
製品を所有しているのですが、
重いので持っていかない、汗かくので取り出さない…
という感じになってしまいましたから。
これ事実です。
人間楽したいし、苦痛なことはやらなくなります。
なので、こんな形のおすすめになっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。