消火器を見たことない方は少ないと思いますが、
実際に使ったことってありますか?
幸い、私はありません。
では、火災が起きた時に、消火器を使用することはできるのか?
残念ながら、答えは「No」だと思います。
使い方自体は難しくないのですが、
手順を知らないときちんと使えないと思います。
しかも、火の手が上がり、パニック時に
使用方法を見ながら使う余裕があるとは思えません。
ですので、機会を作って、消火訓練を
行っておくとよいと思います。
今回は写真少なくて申し訳ないですが、
また繰り返し書くつもりなので、
ひとまず文章中心で書いていきたいと思います。
消火器には種類があります。
消火器には消化方法によって種類があります。
詳しい説明は今回の趣旨ではないので割愛しますが、
参考までに。
- 粉末消火器
- 水系消火器
- 泡消火器
- 水消火器
- ガス系消火器
よく目にするのは「粉末消火器」だと思います。
Amazonでも購入できます。
普通ごみなどでは出せないので、
個人所有するときは、廃棄方法を
事前に確認しておくとよいです。
日ごろの確認ポイント
消火器には使用期限があったり、
使える火災、使えない火災があります。
下の写真は、使える火災が、
- 普通火災…紙や繊維、樹脂など、主として固形物が燃える一般的な火災
- 油火災…油やガソリンによる火災
- 電気火災…電気設備の火災
に使用可能とわかります。
消火手順
では、実際に消火手順に行きたいと思いますが、
知っておきたいこと。
- 消火器の噴射時間は15秒程度
- 狙うのは炎ではなく火元
というところです。
『火事だ~!!』と周囲に知らせる
消火器の使い方ではないですが、
火災の際、周囲に知らせることは必須だそうです。
『火事だ~!!』
と、周囲に火災の発生を知らせ、
119番通報してもらいましょう。
消防署でいわれるのですが、
「消火器で完全に消化するのは難しい」
ということです。
ガスコンロから火の手が上がり、
炎が天井までいってしまったら、
がんばらないですぐに逃げましょう。
消火器を取り出し、火元に近づく
しまってある消火器を取り出します。
重さが5kg前後あるので、重い場合は
引きずるのもありです。
ピンを抜く
もろに「抜く」と書いてあるピンを抜きます。
ノズルを火元に向ける
ピンを抜いたらノズルをフックから外して
火元に向けます。
このとき、ノズルの先端部分を持つのが肝心です。
さもないと、ノズルがぶるぶる振れてしまい
狙いが定まりません。
グリップを握って消火!
最後はグリップをぐっと握って
火元に消火剤をかけます。
このとき、握力の弱い方は消火器を床に置き、
上からグリップに乗って(体重をかけて)も
よいです。
自分の命を最優先に
以上の消火作業を行っても火が消えなかったら、
「なんとか消そう」としないで、
避難しましょう。
命あっての物種です。
また、消火器の使用に自信がない時も、
逃げることを優先した方がいいです。
むすびに
私自身は年に2回ほど消火器訓練をしています。
今回は地域の防災訓練で、まとも倒れやすいのですが、
消防館の最新シミュレータだと、火を消せる確率は
1/2程度です。
あっという間に炎は広がり、消火剤はなくなります。
電話予約は必要ですが、消防館で
無料で被災訓練できます。
ご家族やお友達と、アトラクション感覚で
いけるので、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
災害が起こらないのが一番ですが、
もしもの時に、自分や大切な人を守れる備えを
しておくのはいかがでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。