YouTubeやニコニコ動画でオリジナル曲を発表したい。
バンドで自分の作った曲を演奏したい。
そんな思いを一緒に形にしていきましょう。
前回はこちら
音楽をやるにあたって、音の高さを
表すのに必要な「ドレミ」なのですが、
ジャンルやDTM特有な言い方があります。
同じものを表すのに、ややこしいこと
この上ないのですが、ここで整理したいと思います。
ジャンルで変わるドレミの読み方
うまい表現が思いつかないので、ジャンルとします。
具体的にどんな場面で出てくるかというと、
- 学校の授業で習う
- バンド仲間で出てくる
- 吹奏楽やオーケストラで出てくる
大体この3っつの場面で、
4っつの言い方が出てきます。
基本形
具体的には、
- Do、Re、Mi(ド、レ、ミ)
- ハ、ニ、ホ
- C、D、E(シー、ディー、イー)
- C、D、E(ツェー、デー、エー)
の4種類です。
これは、上からイタリア語、日本語、
英語、ドイツ語の読み方(発音)になります。
下に、一覧にしますね。
ドイツ語は
「ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー」
と発音します。
半音上がった#(シャープ)が付くと
これに「#」が付くと
イタリア語で”#”は「ディエジス(diesis)」と読みます。
“ド・ディエジス”なんて感じ。
日本語は「えい」、ドイツ語は「ィス」が付きます。
「えい・ハ」、「ツィス」という風です。
半音下がって♭(フラット)が付くと
“b”はイタリア語で「ベモーレ(bemolle)」と発音します。
日本語では「へん」、ドイツ語は「エス」。
「へん・ハ」、「ツェス」という具合になります。
ドイツ語の”E(エー)”、”A(アー)”は発音の
関係で、例外的に”e”は省略し、「エス」「アス」です。
ダブル○○は触れるだけ
クラシックのややこしい曲くらいしか出てこないので
さらっと触れるだけにします。
ダブルシャープ、ダブルフラットというのもありますが、
これも英語読みです。
イタリア語では
ダブルシャープは「ドッピオ ディエジス(doppio diesis)」、
ダブルフラットは「ドッピオ ベモーレ(doppio bemolle)」。
日本語では「重嬰(じゅうえい)」
「重変(じゅうへん)」をつけます。
ドイツ語は「ィス」「エス」を重ねます。
「Cisis(ツィスィス)」「Ceses(ツェスェス)」
です。
この場合、先ほどの例外”E”、”A”は
「Eses(エスェス)」「Ases(アスェス)」と
二度目は”e”が復活します。
ここまでやっといてなんですが、覚えなくていいです。
そんなのあるんだな程度で、びっくりしないように。
そのくらいで。
なんでこんなにいろいろな呼び方があるの?
なんでこんなに読み方があるかを簡単に言うと、
- 昔、音楽の中心地はイタリアだった
- 音楽(ドレミ)が入ってきた日本は、独自の読み方をはめた
- バンドは主にアメリカから輸入された
- クラシックは主にドイツから日本に伝えられた
という背景があります。
蛇足ですが、これは俗にいう12音階の話で、
日本古来の楽器には、別の音階があります。
各国民族楽器も、12音階とは別のものがあるので、
ドレミ以外の表現があります。
DTMでは基本使わないので、「へぇ~」
くらいのもんで。
DTMでの標準はCDE
シー、ディー、イーの方です。
英語発音です。
けしてドイツ語ではありません。
臨時記号は「シャープ」「フラット」でいきましょう。
DTMで加わるCDEの表記
楽器演奏で用いるのは「楽譜」が標準です。
しかし、DTMではコンピュータが理解できる
表現をしてやる必要があります。
譜面のような「図形的表現」て、コンピュータは
苦手なんですね。
なので、”A4″、”C2″など、音程の後ろに
数字を加えて、何オクターブ目かを表します。
あと、主にボーカルさんを意識した言い方だと
”hi C”、”low D”、”hihi A”なんて表記も出てきます。
実際の表記と、対応は以下の図のようになります。
(使用する音源やDAWによりA4の位置が違う場合があります。あしからず)
“above”、”below”は、○○ Cの上の音、下の音を意味します。
上図の「E above middle C」はMiddle Cの上のE、
「A below Middle C」はMiddle Cの下のAです。
ちなみに、B above Middle Cと、B below Tenor Cは同じ意味です。
むすびに
ムズイっすよね。
いつも頭がこんがらがります。
でも、慣れるしかないので、あきらめて覚えましょう。
やってるうちに慣れるます。きっと。
個人的なことですが、バンドと楽団とDTMやってると、
相手に合わせてこちらで脳内変換します。
間違えると「はぁ?」て顔されて、
やっちまった気分です。
間違えてないのに「なに言ってんだ?」みたいな。
仕方ないですね。
頑張りましょう。
頑張ります。
音楽用語はドレミのほかに、
音程とか音階とかしちめんどくさくする要素がたくさんあります。
私のノートからなので一緒に
ちまちまやっていきましょうね。
そのあとは音楽理論やって、
根性の耳コピとか、解析とかやりましょうかね。
地道に自学、自己努力しかないっ!!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
むずいですが、一冊は手元に置いておきましょう