誰かと会話する時に「誰が」「何をした」
みたいに必ず言わないと話がわからない
情報ってありますよね?
数学でも同じなんです。
数式は文章なので、数式を書くには
どうしても必要な約束があります。
今日はそのお話をしていきます。
数字と数の違い
まず、数字と数の違いを知っておきましょう。
- 数字は「あ」とか「ば」のような文字である
- 数は「りんご」や「人間」のような言葉である
何が言いたいかというと、数字(文字)単体では
何か意味のあることは表せないんです。
そこで必要になってくるのが「単位」です。
単位
単位をつけることで、数字は意味を持つことができます。
会話の中で
「りんごが1ある」
とは言いませんよね。
言われても脳内で変換して
「りんごが1個あるんだな」
と想像すると思います。
でも、実は
「りんごが1箱ある」
と言いたかったのかもしれませんし、
「りんごが1Kgある」
だったのかもしれません。
このように、数字単体では何かを
表すのに不十分なのです。
数字は「単位」がついて初めて
意味をなすものになります。
xの定義
以前xはわからない数字を後で入れる
器ですよとお話ししました。
ここで、日常会話を考えた時に
「昨日、何個かもらったんだよね」
と言われたら、『何をもらったんだよ』
て思いませんか?
「昨日、りんごを何個かもらったんだよね」
と言われれば、ひとまずりんごを
もらったとわかります。
式の中でいきなり“x”を書くって、
そういう感じなんです。
なので必ず、
「もらったりんごの数をxと置く」
と、事前に断り書きを入れておきます。
むすびに
数式って無機質に見えるかもしれませんが、
普通に文章で、しかも思いの外
親切に書かれています。
ですので、あなたが書くときも、
読む人のことを考えて、読みやすい
文章(数式)を書くよう心がけて
みてください。
その際には、上に上げた2つの約束を
必ず守ってあげること。
これは文章(数式)を書く上での
最低限のお約束だと思ってください。
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとうございます。