代入式が出てくるのは、中学1年生ですかね。
始めは「余裕、余裕」と思っていたのが、
気が付くと”ぺけ”ばっかり…
なんていうことが起こりやすい単元です。
ここで躓くと、直後に習うはずの
方程式まで分からなくなってしまう恐れがあります。
実は直接関係してはいないのですが、
似たような形しているので、セットで
分からないイメージがついてしまいやすいです。
今回の提案は
- 代入式では、文字は分かりやすく( )に書き換えちゃいましょう
では本題行きましょう。
文字はただの器です
以前こんな記事を書きました。
なんで”x”とか書くんだYo?
という疑問はこちらを見てください。
ということで、”x”とか”a”なんていうのは、
□でもいいですし、今回は書きやすいように
( )にしちゃいましょう。
と、提案したいのです。
代入式の例
単純な「正」の代入式
x=3 の時、
3x+6
の値はいくつでしょう。なんて問題からはじめてみます。
xを3に書き換えればいいんですから…
3・(3)+6
=9+6
=15
と、なります。
“x(かける)”と”x(エックス)”は
見分けずらいので”・”で書きました。
いいかな~
負の数の代入式
では、次は“-3”をにしてみましょう。
3・(-3)+6
=-9+6
=-3
簡単ですよね?
では、式を変えます。
3-6x
のxに(-3)
を代入してください。
計算出来る人は
3+18=21 …①
とやりたくなってしまうのでは
無いでしょうか。
もちろん間違いでは有りませんが、
ここは「ミス防止」「見直しのやりやすさ」
を優先して、次のように書いて欲しいです。
3-6・(-3)
=3+18
=21
こういう風に。
普段式をすっきり書くことを勧めていますが、
今回あえて計算過程をしっかり書くように
しているのは
- xに何を入れたか明確にしたい
- ”-“と”-“を掛けたから”+”になったことを明示したい
から、あえて最初の1行を入れています。
これで、多少なりとも見直しの時に
- 代入ミス
- 符号の変換ミス
に気づく可能性が上がるのです。
こんな場合はなおさらです。
分数の代入式
3-6x
のxに(-2/3)
を代入してください。
これも、計算が得意な人は
3+4=7
と書いていませんか?
きちんと( )に入れてあげることで、
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となり、自分がどう考えて、
どんなふうに計算したのか明確になります。
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分子、分母に入れる場合も同様
次のような式も、符号変換や約分の前に
1行きちんと書きます。
x=-3を代入しますよ。
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全てはもったいないミスを減らすため
人間必ずミスをします。
ミスをする前提で、そのミスを漏れなく、
出来る限りスピーディーに見つけるのが
見直しです。
それには、ルールを決め、守るというのが
大切だと思います。
例外を作ると、見直しの時に
頭の中で「これは例外」と
考えることが必要です。
見直しは、出来るだけシンプルに、
テンポ良く行うこと。
これがミスを減らし、スピードも
上げること秘訣です。
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むすびに
「あぁ〜、めんどくさい」
と思うでしょう?
事実面倒くさいと思います。
それでも、この一手間をかけることが
成績を決める決め手になったりするんです。
仕事の中でも、「見直しやすい」は
「チェックしやすい」に結びつくので、
最終的には「やり直し」の手間を減らせます。
「よし出来た」と思ったものにミスの
指摘を受けるのは気分的にもよくないですよね?
ちょっと意識するだけで、評価も気分も
良くなるんですから、お安いものです。
今日これから、ちょっとだけ意識して、
実践してみませんか?
最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。