小学生高学年から、中学くらいになると
「数学って、この先何に使うの」
という疑問が出てきます。
ましてや、高校で習う数学など、何に使うんだろう。
大人になっても「習った数学なんて日常では使ったことがない」という方も多いと思いますし、
子供に「数学って何で習うの」と疑問を投げかけれら、私も答えに困ります。
今日はそんな数学の必要性についてお話ししたいと思います。
日常生活に数学なんて必要ない
はっきり言ってそう思います。
小学校でならう「つるかめ算」は私は授業中も使わなかったし(独自に方程式を予習してしまった)、毎日の生活で”x”など用いません。
微分積分やベクトルなどは、習ってない方もいらっしゃるでしょう。
日常生活に、数学を直接使う場面はほぼないのです。
じゃあ、数学は必要ないか、利用されていないかというとそんなことはありません。
天気予報は確率論が用いられますし、新製品の開発は統計学が欠かせません。
テレビの電波は物理ですが、その計算式は数学が利用されています。
「ほら、やっぱり数学は大切でしょ」
言うのは簡単ですが、なかなか納得はできない(お伝えできない)と思ってました。
そうしたら、これからご紹介させていただく「ももと様」が素晴らしくわかりやすく動画にされていたのでそちらを見てみてください。
スマートでわかりやすい説明に感動しました。
ページ後半に動画がリンクされています。
10分程度の動画です。気軽に見れて聞き入ること間違いないので、ぜひ。
私が書こうとしていたこと、ほぼ全部、私の説明より「わかりやすいな」と思う形でまとまっています。
お願いしたところ、リンクを快くご了承いただけたので、ももと様の動画を、私の最終的なまとめとさせていただきたいと思います。
むすびに
ももと様のお話で、学校で段階別に教えてくれることの違いについて触れてらっしゃいます。
その通りだなと思っています。
それでも、学校教育にはまだ工夫の余地があると感じるんです。
なんで、分数の前に小数やるかな。
なんで一次方程式の後に二次方程式やらないで、違う分野やるかな。
翌年の忘れたころに二次方程式やっても、習得に時間がかかるんですよ。
いいじゃん、集合論とか別のタイミングで(教科書忘れているので、順番適当にしゃべってますが)
なぜ「わかりにくく学習させるのか」、理解できません。
カリキュラムを考える側の「バランス」のようなものはあるのでしょうが、「わかってもらえなきゃ、教えないのと一緒」と思うのですが…
ここで書いても、文部省などが動くわけではないでしょうが、一大人として、投じた一票と税金を有意義に使ってほしいと切に願います。
ももと様、ほんとうに、ありがとうございます。
追伸
ももと様のプロフィールを拝見して、好きなものが似てらっしゃりびっくりしました。
- 小説を書くのが好き。これは昔ですが、中学~大学生のころ、小説書いたりしてました。
- 作編曲をされる。自分は今勉強中です。
- 天野こずえさんが好き。以前紹介した「ARIA」の作者様です。
- ステファノ・シャシャさん(Youtubeはこちら)が好き。イタリアのコントラバシストですが、友人、内海芳宏さんに教えていただき、好きになった奏者です。
- 紅茶が好き。
同じものを好きと思う方がいると、うれしくなります。
追伸2
数学科あるあるで、こんなのがあります。ちょっとロマンチックなのでご紹介。
「愛に愛を掛けるといっぱいの愛情になる」
オイラーの等式、本来は変形されて、オイラーの公式なのですが、数学科の中で、最も美しい公式と言われています。
なんでか分かるには大学数学の知識が必要になるので割愛しますが、小説家が言葉遊びするように、数学者は数式で遊んだりするんですね。
映画「博士の愛した数式」でも、主となる数式として出てきました。