これからバンドでベースを弾くぜ!
腹にくる低音が好きだから、ベースを買ってみようと思うんだ!
『でも、いろいろあって、どのベースを買ったらいいかわからない』
そうですよね。そうなりますよね。
自分も最初そうでしたから、よくわかります。
そこで、わたしがベース選びのポイントを、
友人に頼まれた気持ちになって、
あなたにご紹介していきたいと思います。
ベースの歴史や形状、細かい機能は必要最小限にします。
楽器好きは、ついつい語りたくなってしまうのですが、
始めは聞いてもちんぷんかんぷんだと思いますので、
この際、いつか別記事で書くことにします。
まずは、あなたの手に、早くベースが届くことを最優先します。
ベースを選ぶときに見るべきポイント
ベースを買うにあたり、「ここは見ておいた方がいいよ」
というポイントをまとめます。
かたち(シェイプ)
ぶっちゃけここが7割くらいです。
自分の好きなシェイプの楽器でないと、
弾いてて楽しくないですよね。
楽しくないと楽器演奏は続きません。
特に最初はうまく弾けないから、
練習がすぐに楽しくなくなってしまいます。
(アメリカの楽器店の調査では、
9割の人が楽器を始めて1年以内に辞めてしまうそうです)
なので、自分が気に入ったシェイプの楽器を購入しましょう。
こんなにいろいろデザインあります。
るんっ!ときたのが一番です。
オーソドックスなジャズベースがいいとお勧めしているサイトもありますが、
自分の気に入ったシェイプが一番です。
該当サイトのおすすめモデルも、20本中9本と半数以下です()
価格
シェイプは決まっていても、
次はここで悩むのではないでしょうか。
楽器店のサイトなどでも書かれていると思いますが、
各メーカー、購入層を見込んでの価格帯があります。
ざっと分けるとこんな感じです
- 4万円以下:入門者向け
高校生くらいをターゲット - 8万円以下:初級者~中級者向け
高校生、大学生、社会人くらいをターゲット
この価格帯の楽器を使っている人が多いかな - 15万円以下:中~上級者向け
大学生から社会人をターゲット
今までの楽器で満足いかない人が買っている - それ以上:上級者または富裕層向け
楽器にこだわる人、または単に楽器好きが買う
こんなイメージです。
価格の違いは、使っている材料(主に木材)で変わります。
それと、加工の難易度も影響します。
簡単に話すと、希少材は高いですし、
それを1枚で作っていると、さらに高いです。
入手しにくいものほど高いというのは、
感覚でわかるかなと。
よく音の良しあしが議論になりますが、
はっきり言うと、楽器の値段より、奏者の技術だと思います。
PVなど見てると、すんごい安い楽器で、
めちゃめちゃカッコいいパフォーマンスをしている人がいます。
価格の差が音色に関係ないかといわれると、【No】ですが、
音色の好き嫌いもあるので、高い楽器=よい音。
という考えは忘れてもらってよいでしょう。
高い楽器=自分のモチベーションが上がる
または
高い楽器=高いものを買ったんだから弾かなきゃもったいない
という図式がなりたち、
高い楽器を持っている人はうまくなっていくのかなと。
なので、手持ちの予算で買える楽器を買うのが良いと思います。
ここが2割くらいなので、合わせて楽器選びの9割がここまでにあります。
脱線 中古楽器はどうなのか
わたしからはお勧めしません。
よく「くせがついている」などといいますが、
それもあります。
でも、それ以上に、中古楽器は見る目がいります。
改造してないか、こすれて摩耗しやすい部分の状態はどうか、
部品は販売店がきちんと調整してはあると思います。
それでも、保証はどうなるのか。
と、考えなくてはいけない点が多いです。
さらに、思うように弾けないと
「この楽器が中古だから」
と言い訳にしやすいです。
知識がついてから、高グレードのものを求めやすい価格で
手に入れる方法と考えた方がいいと思います。
ほとんどないけど、不良品でないか
それでは、残りの1割は何かというと、
楽器店に行って購入する場合に限っての選び方になっちゃいますが、
確認はしておこうという意味で。
同じ楽器でも個体差がある部分なので、
忘れずに確認しておきましょう。
通販で買った人は、届いたら最初に確認して、
以下に該当したらすぐショップに相談しましょう。
- 楽器のバランス
音色とかでなく、肩から掛けた時のバランス。
ヘッドが重くて、支えてないと楽器が落ちてくるというものがあります。
(ただし、これはシェイプの影響もあるので、
必ず交換はしてもらえるとは限らない) - ペグなどの具合
たまにうまく回らないものがあります。
欠陥品なので、お店の人に交換してもらいましょう。 - その他パーツのぐらつき
同じく欠陥品です。ショップに連絡です。 - 電気系統の問題
まずないですが、きちんと音が出るか確認しましょう。
初心者におすすめできる楽器
ここまで書いたので、いくつかおすすめを載せておきます。
最初に書いたように、決め手はだいたい見た目でいいので、
楽器店のネットショップで眺めてみましょう。
Bacchus
私の一押しです。
良質な木材を使い、精度の高い組み込みで、
安定した品質の楽器を提供しています。
多分、Bucchusさんは、同じ品質で、
他のブランドさんより2万円くらい安い印象です。
YAMAHA
音の安定度と作りは、世界に誇る楽器総合会社だけあって、
しっかりとしています。
個人的にはYAMAHAの楽器、いろいろ好きです。
ベースもそうですし、トランペットやピアノも。
6弦ベースを1本所有していて、
とても気に入ってますよ。
YAMAHAの楽器は当たりはずれがとても少ない
Squier by Fender
王道楽器が希望ならFenderの系列会社で決まりです。
エレキベースを最初に量産したメーカーの子ブランドです。
王道のボディシェイプなので、安心できるのと、
最近はカラーバリエーションが多いので、いろいろ選べると思います。
ジャズべタイプはスタンダードな1本
Ibanez
手の小さな女性にいいかなと思うのはこちらですね。
世界にもファンの多い日本メーカーです。
Ibanezの楽器は軽いのと、ネックが細いので取り回しやすいです。
弾くのがとても楽。
シュッとしたシェイプなのも、ファンが多い理由ですかね。
女性にも扱いやすいというと、
よくミディアムスケールの楽器を紹介しているところがあります。
ミディアムスケールは専用の弦を買わないと、
長さが合わないという時があるのでくれぐれも気を付けてください。
かくいう私も、最初に手にしたYAMAHA MB-IIというベースで
失敗したことがあります。とても悲しくなりました^^;
最初に必要な小物はこれ!
楽器選びに夢中になり、必要な小物の予算を忘れると、
家に帰って弾いても楽しくない=楽器を弾かなくなる
となってしまうので、必要なものを書いていきます。
セット購入はどうかも後日比較しますね。
楽器購入と同時に必要なもの
ケース
外出時に必ず必要になります。
単品で楽器を買っても、付属している場合も多いですが、
もしついていないようなら購入しましょう。
あと、最初についてくるケースはペラペラなので、
いつかはもう少し厚めのケースにするといいと思います。
(高いですが)
ストラップ
これもないと困ります。
これは見た目と価格で気に入ったものを買いましょう。
個人的には太いものがおすすめです。
細いと肩に食い込むので…
シールド
自宅では”amPlug”を使うとシールドいりません。
最悪、ライブまでにあれば間に合うんです。
スタジオではシールド貸してくれますから。
シールドはどれがいいかは別記事にしますが、
ライブでは5mくらいのを1本は持っていきましょう。
家なら確実に3mが使いやすいです。
最低限の品質と耐久性を持った「カナレ」
のシールド。
チューナー
自宅練習なら、スマホAppに近づけて、生音で十分です。
無料です。
Appと同メーカーのフット式はこれ。
スタジオやライブに行くようになったら購入しましょう。
ただし、フット式は「BOSS」がいいかと
言われると、即答はできないです。
視認性は人の好みがあるし、後々気になる
ノイズの問題もあります。
まずはAppで足りるので、ゆっくり考えましょう。
エレキベースの場合、クリップ式は除外していいかと思います。
(クリップ式は主にアコギとかクラシック楽器で使われてます)
アンプ
正直、私は自宅にアンプはいらない派です。
(集会所程度ならライブできる10wのアンプと
ライブハウスでも使える500wのアンプ持ってますが、
まず、使いませんw)
なので、初心者セットのアンプもいらないなぁ~
と感じてしまいます。
私のおすすめは”amPlug”
楽器にさして、ヘッドホンを指すだけ。
これなら、ライブの時に楽屋にも持って入れます。
ピック
奏法によりますが、100円程度なので、
試しに購入してもいいでしょう。
ものすごい量がありますが、
見た目で選んでも大丈夫です。
私はおにぎり型の硬め使ってます。
ベースは弦が太いので、軟らかいとピックが負けるのと、
涙型の細いのは、ずれると弾きにくいからです。
(主に指弾きなので、使うことないですが)
好きなアーティストがピックを使っているか
確認してからでもいいですよ。
エイトビートのロックをやるなら、ピック弾き
の練習をするのも後々役に立つと思います。
楽器スタンド
なくても何とかなるといえばなります。
でも、3本くらい楽器を持つと、
スタンドないと置いておくところに困ります。
そのころには知識があるのでいいのを選べると思います。
むすびに
長くなった…
楽器選ぶのって、やっぱり大変な作業ですよね。
何の道しるべもなく、これをやってのけるのは大仕事。
でも、ここまで来たあなたなら、どの楽器にすればいいか
何かはつかめたのではないかと思います。
あとは楽器を手にすれば、立派なベーシストです。
あなたと楽器の新しい出会いに、ありがとうございます。
今回あえて書いていない小物についてや
シールド、エフェクターなども
こちらのまとめからリンクしています。
シールドについてはこちら
最初にたくさんの情報を見ると混乱すると思うので、
まずは楽器を買って、たくさん触りましょう。
そして、必要になったら、その時
買えばいいと思っています。
下のリンク記事は、
「今後こんなものが必要になるのかぁ」
程度に眺めてみるのがいいと思いますよ。