”とろ”メイキング

2002年11月にオーダーを決意し、Zodiacさんのドアを叩きました。
なぜZodiacさんにしたかというと、JBにこだわることなく、自由な発想でこちらの要望を形にしてくれそうだったから。
布袋さんのGuitarを作られているところだと知ったのは、伺ったあとでした。。。
そして、一番最初に送られてきたボディのラフスケッチ。
こちらから出した要望は、
・JBのような左右非対称ではなく、左右対称のボディシェイプ。
・ボディーサイズは出来るだけコンパクトに。
・6弦で弦間ピッチは19mm。
・2ハムのピックアップレイアウト。
・表裏とも、ボディのコンターは無し。
・その変わり、ボディ外周のRは大きく取る。
・弦はすべて裏通し可能とする。
・ピックアップでならすのではなく、十分木が鳴る感じで。
・イコライザーで音質補正しないで良い、本来の出音のいい楽器。
・バランサーは無し。出来るだけ簡素な回路。
・出音の感じは「ぶんっ」。
こんな抽象的なイメージで伝えたのでした。
ボディシェイプは”YAMAHA RBX-6JM”を踏襲しました。小柄で好きだったから。
音の感じと質感は”AtelierZ maccino”のぶっとくて「ぶんっ」と出る感じにしたかった。
肌触りは”Ibanez GWB1”が良かった。
そんな思いでオーダーしました。
4ヶ月が経過し、2003年3月にネックとボディの形が出来たところ。
コントロールの位置などを決めるために伺ったときに撮った写真。
ペグもブリッジもコントロールノブもただ乗せてあるだけです。
ノブの所にあるメンディングテープにコントロールの位置やジャックの向きが書いてあります。
ここで急遽GK(Roland V-BASS用ディバイデッドピックアップ)を搭載することに!
思いつきだったのですが、どうせならLipの音楽性をフルに表現できる楽器にしたくなったためです。
そのため、1Vo.2Toneのコントロールの予定がGK用Vo.とディバイデッドピックアップのMixセレクト用スイッチ
そして、GKのコントロールスイッチが付きました。
ここでフルオーダーの強みで、GKデフォルトのつまみ類はめちゃくちゃかっこわるいので、
Vo.ノブは当然他のノブと同様にしてもらうのを始め、Mixセレクト用スイッチは3wayのミニスイッチ
コントロールスイッチは3wayのミニスイッチと形状のよく似たものをつけてもらって、up/downのクリックで反応するようにしてもらいました。
その時のボディーのアップ。
そして、完成品!!半年の年月がかかりました。
ボディ:アッシュ 2ピース
ネック:メイプル 3ピース&エボニー指板
ブリッジ:
ペグ:ゴトー製のカバードギアタイプ
ピックアップ:バルトリーニのハムバッキング
コントロール:ボリューム、トレブル、ベース、GKボリューム、GK Mixセレクター、GKコントロールスイッチ
が、実は本当にはまだ完成品ではありません。
ごらんの通り、ピックアップがEMGなんですね。
オーダーしたピックアップはバルトリーニなんですが、6弦用のものがない。
ということで、バルトリーニにオーダーしています。
で、そのピックアップが来るまで、代替品としてEMGがマウントされました。
ちなみに、ピックアップに一番近いのがGK用Vo.
ブリッジ脇のスイッチの上がセレクターで下がコントロールスイッチ
ボディ外周にあるノブが上からVo.とHi、Loのイコライザーです。
イコライザはカット/ブーストできます。
ちなみにボディ裏面。
サーキットのカバーにはMidの調節つまみ(穴)があります。
また、コンターなどがいっさい無いのがお分かりでしょうか?
その分、ボディ外周が丸くなってます。
また、接合部分も特に削ってないですが、周囲が丸いのと、かなりカッタウェイを深く切り込んだので
ハイポジまでストレス無く弾くことが出来ます。
ちなみに弦のテンションを稼ぐため、全弦裏通し可能です。
また、写真では分からないですが、ネックは低音弦側を厚く、高音弦側を薄くしています。
これは持つと分かっていただけると思いますが、人間の手の構造上、力の入りやすいようにしてもらいました。
あと、このあと、ピックアップのon/offスイッチもつけてもらっています。
ジャックにシールドを差さなくても、GKにピックアップの音を送るためです。